深夜1時僕にはやらねばいけないことがあるんだ・・・


深夜1時ミッションスタート・・・

僕はこの時を待っていた。深夜の時間帯。

ちょうどレヌール城にビアンカと向かう時間帯だ。

ビアンカが起こしに来なかったので、1人でやらねばなりません。

風がヒューヒュー、こんこんと窓を叩く音が響くくらい静かな状況。音にも気をつけて行動しなければなりません。

暗闇に紛れてミッション遂行しようと思いましたが、暗闇でなにかを踏んでめっちゃ痛いので電気つけます。本当に痛い。テンション駄々下がりです。痛いなぁーもう。

さて、気を取り直して

ここに目的のものがあるのは事前に把握しています。最近家事をしている僕にはバレているのですよ。もう少ししたら手に入らなくなってしまう大切なものがここに・・・

目的のものは目の前にある。                      
しかし、こういう時こそ急いではダメだ・・・ふっと一呼吸をして扉を開ける。

・・・・・・・・・音を出さないように

ガチャッ。。

ありました。

関東で販売中止になってしまうカール。

僕は買ってないので、きっとあの人の所有物なのでしょう。

でも、僕は今食べたいのです。明日やろうは馬鹿野郎なのです。

バレそうなので、また電気を消しました。そしたらまたなんか痛いの踏みました。本当に痛いなぁー!!!もうっ!!!

パチッ!!っとまた電気をつけます

出したはいいけどどうしようか考えます。夜中の頭は冴えますね。選択肢は3つ。

・全部食べて元から無かったことにする。

・半分だけ食べて半分残す                                      この辺りが良くあるやり方でしょう。でも、普通はいけません。バレてもいけません。そこで僕は考えました・・・・・・

・食べてもバレないような細工をする!!    この作戦でいきますよ!!!

このハサミでね・・・・・・                                           あそこをちょちょっとね。

カール取り出しボケット完成!!!

ひょこっとカールが顔を出します。

会いたかったよカール。キミとはしばらく会えないかもしれないから7個ほど食べるね。バレたらいけないからこの数なんだ。

本当はもっと一緒にいたかったよ・・・

少し悲しそうなカール。僕も悲しいよ。    チーズ味ってこんなにしょっぱかったっけ?おかしいな・・・お別れの時間だね。

またね。カール!!!

その時また風が窓をコンコンと叩いた。

カールが返事をしてくれたようだった。