【薬害や頭皮への刺激を抑えたいならノンジアミンカラー】年齢とともに敏感になる肌と頭皮に優しい白髪染め
年齢とともにどうしても髪は細くなり、頭皮も敏感になっていきます。
しかし、白髪が気になる周期は年々早くなりその度に白髪染めをしていると肌への負担が気になる方も多いです。
今回は肌や頭皮の負担を軽減したり、アレルギーの予防にもなるノンジアミンカラーについて書いていきます。
ノンジアミンカラーはジアミンアレルギーがある方も染められるという利点もありますし、アレルギーがなくても薬害を減らしたい、肌になるべく優しいカラーで染めたいという方にオススメです。
ノンジアミンカラーは通常のジアミン入りの(酸化染料)カラー剤に比べ色の入りが弱かったり、色落ちが多少早いというデメリットはありますが頭皮のことを考えるととてもいいものです。
もちろんジアミン入りのカラーも染まりや発色に関しては間違いなく優秀です。
ノンジアミンカラーはアレルギーがあったり負担を軽減しながら染めたいという方にオススメで、通常のカラーは色味や明るさを自由に楽しみたい方にはオススメです。
それぞれ良さがあるので、何を大切にするのかにより優先順位は変わります。
その点も含めじっくり相談して決めていきましょう。
・ジアミンアレルギーの方は染まりがいいとしてもジアミン入りのカラーで染めるのは避けましょう。
ノンジアミンカラーの種類
ジアミンを含まない医薬部外品
✔脱色、脱染剤
・ブリーチやライトナー
ブリーチなどは明るくする力は強いのですが、ジアミンは含まれていません。
ブリーチで頭皮が染みるのは明るくする力が強いので、刺激性接触皮膚炎によるものが多いです。
✔酸化染毛剤
・非酸化染毛剤
・お歯黒式カラー
・ノンジアミン酸化染毛剤(完全ノンジアミン。フェノール系などのその他の酸化染料は含みます)
ノンジアミン酸化染毛剤のメリット
ジアミン色素を含まないので、ジアミンアレルギーのリスクを下げれる。
ノンジアミン酸化染毛剤のデメリット
ジアミン染料は使用していないのですが、フェノール系はジアミンアレルギーの原因になりやすいと言われているパラフェニレンジアミンと似ているのでその点は注意が必要です。染めるのに時間がかかることと暗めの濃い色(白髪染め)やアッシュ系などの色味の表現が苦手。
赤みが強い。
・ノンパラフェニレンジアミン酸化染毛剤
最もアレルギー性が高いと言われているパラフェニレンジアミンを配合しない酸化染毛剤。それ以外のジアミンは入ってる。
メリット
アレルギー性の高いパラフェニレンジアミンを含まないので、アレルギー予防として効果的。
✔ジアミンが含まれていない化粧品
・酸性染毛料
ヘアマニキュア、酸性カラー
・塩基性染毛料
カラートリートメント
・植物性染毛料
ヘナ、インディゴ、蓼藍など
ノンジアミンカラーの種類について
ノンジアミンカラーといっても様々な種類があり、お客様によって一人一人使い分けます。
当店ではさらに処理剤を使用し、髪の補強と色持ちを助けながら染めていきます。
ノンジアミンカラーの施術例
ノンジアミンの酸化染毛剤と塩基性カラーでカラーの刺激に弱い髪と頭皮に対応しながら染めていきます。
・濃いめの白髪染め
ノンジアミンの酸化染毛剤にカラートリートメントのブラックの割合を増やすことで、暗めの色味を出すことも出来ます。
カラーを塗っている時に染みてしまう刺激性接触皮膚炎とカラーを流して後日アレルギー反応が出てしまうジアミンアレルギーを持っている場合は、ジアミンは絶対に避けノンジアミンのカラーを使用し保護オイルなどで保護しながら塗っている時に染みづらいように工夫をして染めていきます。
ノンジアミンの酸化染毛剤のみですと、暗めの色が苦手で特に白髪染めなどの場合は暗くするのが難しかったり赤みが強くでやすいので塩基性カラーを使用しなるべく濃いめに染めていきます。(ジアミン入りのカラーに比べると多少染まりが弱かったり色落ちが早いというのはあります)
カラートリートメント等の塩基性カラーも併用することでノンジアミン染毛剤の発色の弱さをカバーしダメージも抑えながら染めることが可能です。
・ノンジアミンカラーでカラーチェンジ
ジアミンを使用せず、頭皮を労りながら赤系の色味からアッシュ系への色味を変更。
ノンジアミン酸化染毛剤を使用したいが赤みが出やすいので、カラートリートメントも使用して赤みを抑えたアッシュ系のブラウンにカラーチェンジ。
この方法を用いることで今後ジアミンアレルギーになるリスクを下げたり、ジアミンアレルギーの方にはジアミン不使用なので安心して染められます。
ノンジアミンカラーでは敏感になりがちな頭皮をカバーしながら白髪染めやカラーチェンジも可能です。
ノンジアミン染毛剤を白髪染め以外のおしゃれ染めとして使う場合にも色味の幅や鮮やかさや、濃い色が出しづらく色落ちが早いのがデメリットなのですが、カラートリートメント等を併用することで、ノンジアミン染料だけでは不足だった彩度と濃度を補うことができます。
ジアミン入りのカラーに比べると色味や発色、色持ちは劣りますが薬害が気になる、ジアミンアレルギーがある、短い周期で染めるので肌と頭皮に負担が少ないカラーで染めたいという方にはノンジアミンカラーは本当にオススメです。
ノンジアミンカラーはどのようなものなんだろうという方も気軽に相談してください。
安心安全の中でお客様に合うカラーを提案させてもらいます。
一緒に悩みを解決しましょう。
東京、自由が丘駅 徒歩5分