ジアミンアレルギーのお客様。ヘナはいいけどオレンジ色が気になる。ノンジアミンカラーでカラーチェンジ。


ジアミンアレルギーのお客様。ヘナはいいけどオレンジ色が気になる。ノンジアミンカラーでカラーチェンジ

今回のお客様はカラー剤を塗って流した半日から数日後にアレルギー反応が出てしまうというお客様。

塗ってすぐに染みるのは刺激性皮膚炎と呼ばれ(カラーの明るくする力などによるかぶれ)、半日から数日の間に反応が出るのはジアミンアレルギーの可能性があります。

対応策としてヘナを続けていたそうです。
(ずっと長く担当してもらっていたそうで、本当に丁寧に施術されていたんだなぁと感じる綺麗な髪の状態です。タイミングなどもあり当店にご来店頂きました。)

そもそもジアミンアレルギーとは?
ノンジアミンカラーの種類についてはこちらのブログをご覧下さい。

肌と髪に負担がなく、薬害もなく染められる点でヘナはとても優れています。


しかしヘナ単品ですと、色味がオレンジしかないので色が気になるという場合はそれ以外の方法を考えます。

ヘナのオレンジへの対処法

・ヘナ単品を続けて、オレンジを濃くしてブラウンに近づける。(白髪の部分にヘナは続けていくとだんだん濃くなりブラウンに近づきます。しかし、生えたての白髪の部分は1度染めという形になるのでオレンジが出ます。)

・ヘナとインディゴのミックス染め(藍染めと混ぜて1度で染める方法です。配合量によりブラウンに近づけることも可能です。しかし、ヘナとインディゴは染まり方が違うので混ぜて染めると白髪が浮いたように見える部分も出ます。少し染まりが薄いので短期間で繰り返す場合にはオススメです)

・ヘナ2度染め(1度ヘナを塗って流して、インディゴとヘナのミックスを塗ります。時間はかかりますが白髪を最も濃く染める方法は2度染めになります。染まり上がりの色が数日経つとブラウンに近づきます)
天然の植物なので継続と時間がヘナには必要です。
確実にこの色になるというのはなく、人によって染まりの出方も違います。
通常の白髪染めとは違い白髪の濃いところと薄いところで色の差が出て濃淡が自然に出るのでそれを好むお客様も多いです。

それ以外にはヘナとインディゴは使わず、ジアミンの含まれていない染料で染める。

これらの方法があります。

今回はカウンセリングの結果、ジアミンの含まれていない染料で染めていきます。
注意・オーガニックカラーや香草カラーにもジアミンは含まれているので、ジアミンアレルギーの人は使用するのをお勧めしません。

・HC染料・塩基性カラー(カラートリートメント)

カラートリートメントの中でも塩基性の染料は一つ一つの分子が大きいので髪の中には入らず表面にくっつきます。

HC染料は一つ一つの分子が小さく髪の中に入っていきますが出て行くのが早いです。なので、色持ちは良くありません。

この二つを使用したり、カラー剤と混ぜることにより様々な用途で使えるカラーです。マニキュアと違い根元から塗ることも可能です。

使い方を工夫することにより染まりの力を強くしたり明るくすることも出来るので色の幅が広いというのも特徴です。

こちらも色持ちは通常のカラー剤に比べると弱いです。

最近だとノンジアミンカラーに詳しい大阪の美容師(小野さん)などが制作に携わった色持ちのいいカラー剤なども出てきました。本当に詳しい方などで僕もよく勉強させてもらっています。

ジアミン入りのカラーに比べると染まりは薄いと言われますが、その中でもしっかり染まるよう調整します。

仕上がりはこちら

ノンジアミンカラーですが、綺麗に染まりました。

ヘナのオレンジを打ち消すアッシュ系で染めています。

ノンジアミンカラーでも色の調整は出来ますので気軽に相談してください。
今後は色落ちや色の入りの経過を見て調整していきましょう。
安全の範囲内で一緒にカラーを楽しんでいければと思います。
カラーの悩みぜひ相談してください!!

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